第1設計部 第1設計課
ツガマ トモミ津釜 友美
[2015年入社 理工学系研究科 繊維・感性工学専攻 修了]
津釜 友美の
広い視野を持って「気づき」が出来る設計者になりたい。
わたしの業務内容
ドアトリムやラゲッジトリムの設計をしています。国内だけではなく、海外の設計担当者と打ち合わせをしながら、課題が何か究明し、より良い製品ができるよう検討しています。海外とのやりとりも多いので英語でのコミュニケーションが大切です。
1日の業務の流れ
担当している仕事の時期で違いはありますが、北米車種を担当している時は、出社してまずメールを確認し、8時には北米設計拠点との電話会議をします。その後、部品の3次元データを見ながら部内でミーティングをして、課題の検討をします。
これまで苦労したこと
部品の寸法や構造には1つ1つに意味があるので、なぜその形状なのか、その根拠を様々な視点から考察する必要があります。そのため、周辺部品との関係や組み付け方法を考慮しつつ、製品の完成形をイメージしながら、詳細の寸法や形状を決めなくてはならないことに苦労しました。また、海外拠点との英語でのコミュニケーションは現在でも苦労しています。会議はもちろんのこと、メール、資料などすべて英語での対応になるため、通常の2倍以上の時間が掛かり非常に大変な思いをしました。
やりがいと喜び
一から設計した部品がモノになったときは達成感を感じます。小さい部品1つにも様々な設計思考が詰まっています。たくさんの時間と手間を掛けて出来た製品ほど出来上がったときはとてもうれしいです。
なぜ、KASAIを選んだか
人が触れる製品のモノづくりがしたかったからです。また、会社説明会に参加した際に親しみやすい雰囲気であったためKASAIを選びました。
KASAIの魅力
独立系部品メーカーであるため、様々なメーカーの製品づくりに参加できることです。また、親しみやすい人が多いこと、風通しが良いところも魅力のひとつだと思います。
わたしの「夢」
業務での目標は広い視野を持って「気づき」が出来る設計者になることです。現在設計者として3年目になりますが、「気づき」に必要な豊富な経験や知識がまだまだ必要だと感じます。それは、様々な部署の先輩や知見者の方と密なコミュニケーションをとる事で補えるよう、日々努力しています。
学生時代(学業・部活・サークル)について
理工学系研究科 繊維・感性工学専攻 修了
研究室では、官能評価、物性評価、生体反応計測の3方向から快適感を定量的に示すための研究を行っており、私は主に触感(触り心地)の研究を行っていました。修士課程では、「綿製品の洗濯回数に伴う風合い変化に関する研究」と題した論文を書きました。また、学生時代は長野に住んでいたので、大学の友人と夏にはキャンプをしたり、冬はスノーボードによく行っていました。
就職活動中の学生へメッセージ
たくさんある企業の中で自分に合った企業を見つけるためには、業界や職種にとらわれず自分の企業を選ぶ軸は何かを考え、広い視野で就職活動を行ってください。皆さんの「なりたい」が叶うことを願っています。
キャリア
2015年 | 入社 第1設計部 第1設計課 |
---|---|
2015-2017年 | 北米生産車のドアトリムとラゲッジトリムの設計に携わりました。 |
2017年-現在 | 新車の受注に向けて、魅力ある製品となるよう構造提案をまとめています。 |