SEKAI人KASAI人 リアルボイス 太田勝祥

太田勝祥

第1設計部 第3設計課 課長

オオタ カツヨシ太田 勝祥

[2000年入社 理工学研究科
機械システム工学専攻 修了]

太田 勝祥のON

課題に一緒に取り組んだチームの皆、私の大切な仲間です。

わたしの業務内容

お客様から要望されるデザインに対して、構造や部品の設計を行っています。お客様からデザインを受け取り、量産品質とコストの検討を行い、お客様と最終デザインの調整を行った上で、最終構造の決定、3Dデータ作成を行います。私が所属する第1設計部 第3設計課は、海外カーメーカー車種担当です。

1日の業務の流れ

出社するとまずメールの確認し、海外拠点プロジェクトの進捗状況、海外拠点からの業務支援の有無を確認します。次にチームメンバーとの朝礼を行い、1日の仕事内容の確認、業務の振り分けを行います。その後は部内連絡会で他チームとの業務連絡、情報共有を行います。午後はチーム員が作成した資料、図面のチェックを行い、夕方にはチーム員が作成した資料内容を電話会議にて海外拠点と共有します。

これまで苦労したこと

まず、入社2年目で部品担当としてお客様との共同開発に携わりましたが、右も左も分からず、お客様からの要望に満足いく回答ができず大変悔しい思いをしました。何とか不足している知識を少しでも身につけるため、過去の図面を参考にしたり、量産中の製品を研究したりしました。二つ目は、あるプロジェクトの製品試験で期待通りの結果が出なかった時のことです。チームで対策案を出し、対策サンプルを作成して試験を行いましたが、なかなか満足する試験結果が得られずその度に心が折れそうになりましたが、チーム皆で協力して何とか結果が出た時、それまで苦労した分、喜びを分かち合うことができました。

笑っている太田さん

やりがいと喜び

自分が携わった部品が製品として世の中に出た時、大きな喜びを感じます。一昨年、自分が携わっていた車種を購入しました。家族に「この部品がKASAIの製品で自分が携わっていた」と紹介し、家族が「すごい」と言ってくれた時にはとてつもない充実感があり、次の仕事も頑張ろうと思いました。

なぜ、KASAIを選んだか

私の父は車の整備工場を営んでおります。私が幼少の時から私の周りには車があり、私も車の仕事に携わりたいと考えていました。また、自分が携わった製品が世の中で、見られ、触られ、使われる仕事に就きたいと思い、車の中でもお客様に一番近い製品を製造しているKASAIを選びました。

KASAIの魅力

社員全員にチャンスがあるところです。私自身も入社2年目で部品担当、入社4年目で海外赴任と、「チャレンジしたい」という想いに応えてくれます。

働いている太田さん

わたしの「夢」

全世界すべてのカーメーカーにKASAIの部品を納入することです。そのためには各国によって求められる製品が異なるため、様々なニーズに応えられる力が設計に必要と考えています。世界のKASAIグループの設計者と連携し、力をつけていきたいです。

学生時代(学業・部活・サークル)について

理工学研究科 機械システム工学専攻 修了
学生時代の研究テーマは「撚りコードの疲労破壊」です。自動車のタイミングベルト等に使われる繊維の疲労破壊モードについて研究をしていました。正確に、安定した試験結果を得られる方法は何かを考え、それが上手く行ったときの達成感は今でも忘れられません。サークルはバレーボールに所属し、週1回集まってメンバーと練習や試合を通じて交流を深め、楽しく過ごしていました。

就職活動中の学生へメッセージ

就職活動は自分の思い通りに進まない時もあると思いますが、視野を広く持つこと、妥協をしないことが私は大切と考えますので、自分を信じて頑張ってください。この経験は将来、必ず活かされ、社会人としてスタートするときの自信にもつながるでしょう。失敗を恐れず、何事にもチャレンジしください。

キャリア

2000年 入社 設計部
2001-2004年 第1設計部
新車のルーフトリムの設計を担当しました。開発から量産まで一貫して担当し、KASAI の仕事の進め方を学ぶことができました。
2005-2011年 アメリカM-TEK (現KASAI NORTH AMERICA INC.) に出向し、五大湖の近く、ミシガンオフィスで働いていました。
2011-2016年 日本に戻り、第1 部設計部 第2 設計課
チーフエンジニアとして、開発から量産立ち上げまで担当しました。。
2017年~現在 第1設計部 第3設計課にて欧州カーメーカー車種を担当しています。
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